こんぴら温泉郷の老舗旅館「琴参閣」。実は同じ敷地内に2つの全く違う館があることをご存知でしょうか。讃水館と飛天館、この2つの館は名前は似ていても、まるで別の旅館のような特徴を持っています。
どちらも素晴らしい宿泊体験を提供してくれますが、料金やサービス、お部屋のタイプまで大きく異なります。せっかくの旅行で「思っていたのと違った」なんて失敗は避けたいですよね。
この記事では、琴参閣の讃水館と飛天館の違いを詳しく比較します。あなたの旅行スタイルに合った館を選べるよう、客室や温泉、食事の特徴から料金まで分かりやすく解説していきましょう。
琴参閣の讃水館と飛天館の違いは?基本情報を比較
琴参閣は75年の歴史を持つ老舗旅館です。ところが、多くの人が知らないのは、この旅館が2つの異なるコンセプトの館で構成されていること。讃水館と飛天館は、それぞれ全く違う宿泊体験を提供しています。
1. 讃水館は家族向けのカジュアルな館
讃水館は「みんなで楽しむ」がコンセプトの館です。バイキング形式の食事に大きな大浴場、賑やかな雰囲気が特徴。子どもの声が響いても気にならない、アットホームな環境が整っています。
客室は和室中心で、家族やグループでゆったり過ごせる造り。畳の上で子どもたちが遊んでいても安心です。実は、琴参閣の宿泊客の約7割がこちらの讃水館を選んでいます。
2. 飛天館は大人向けの高級感ある館
一方の飛天館は「上質な時間を過ごす」がテーマ。露天風呂付き客室や個室での懐石料理など、静かで贅沢な時間を求める大人のための空間です。
館内は落ち着いた雰囲気で、子どもの姿を見かけることは少なめ。カップルや夫婦、大人同士の旅行におすすめの館といえるでしょう。料金も讃水館より高めに設定されています。
3. 同じ琴参閣でも全く違う2つの宿泊スタイル
面白いのは、同じ敷地内にありながら、まるで別々の旅館のような違いがあること。讃水館で宿泊しても飛天館の温泉施設を利用できたり、館内を自由に行き来できるのが琴参閣ならではの魅力です。
ただし、食事は宿泊した館でのみ提供されます。つまり、どちらの館を選ぶかで、旅行の雰囲気がガラッと変わるということ。予約前にしっかり特徴を理解しておくことが大切です。
客室タイプの違いは?どっちが使いやすい
お部屋選びは宿泊の満足度を左右する重要なポイント。讃水館と飛天館では、客室のタイプから設備まで大きく異なります。
1. 讃水館は和室中心で子連れ家族に便利
讃水館の客室は10畳から15畳の和室が中心です。広々とした畳の空間は、小さなお子さんがいる家族には嬉しい造り。ハイハイする赤ちゃんも安心して遊ばせられます。
浴衣やタオル、基本的なアメニティは一通り揃っています。ただし、高級旅館のような特別なアメニティは期待しない方がよいでしょう。その分、料金がリーズナブルに抑えられているのが魅力です。
実際に宿泊した家族からは「子どもが走り回っても迷惑にならない」「荷物を広げやすい」といった声が多く聞かれます。
2. 飛天館は露天風呂付き客室で特別感たっぷり
飛天館の目玉は、なんといっても露天風呂付き客室。お部屋にいながら温泉を独り占めできる贅沢な体験が待っています。カップルや夫婦には特に人気の高い客室タイプです。
お部屋も和洋室が中心で、ベッドとソファがある現代的な造り。年配の方でも楽に過ごせる設計になっています。アメニティも上質なものが用意されており、細部まで気配りが行き届いています。
ただし、露天風呂付き客室は数が限られているため、早めの予約が必要。特に桜の季節や紅葉の時期は、2ヶ月前には予約でいっぱいになることも珍しくありません。
3. アメニティの差が料金に大きく影響
両館のアメニティの違いを表にまとめてみました。
| 項目 | 讃水館 | 飛天館 |
|---|---|---|
| 浴衣 | 標準的な旅館浴衣 | 上質な浴衣・作務衣 |
| タオル | 普通のタオル | 今治タオル |
| アメニティ | 基本セット | 高級ブランド化粧品 |
| お茶菓子 | 一般的な茶菓子 | 地元銘菓 |
| 部屋の冷蔵庫 | 空の冷蔵庫 | ミネラルウォーター完備 |
このアメニティの違いが、料金差の大きな理由の一つ。讃水館は必要最小限、飛天館はワンランク上のおもてなしを重視していることが分かります。
温泉施設を比較!それぞれの特徴とおすすめポイント
琴参閣の温泉は、どちらの館も同じこんぴら温泉の源泉を使用しています。しかし、お風呂の雰囲気や規模は大きく異なります。
1. 讃水館は四国最大級の大浴場でワイワイ楽しめる
讃水館の大浴場「飛雲の湯」は、なんと200名が同時に入浴できる四国最大級の規模。家族やグループで一緒に温泉を楽しめるのが最大の魅力です。
サウナや水風呂も完備されており、温泉好きにはたまらない設備が整っています。洗い場も豊富にあるため、混雑時でも比較的スムーズに利用できます。
ただし、賑やかな雰囲気が苦手な方には向かないかもしれません。特に夕方から夜にかけては、子どもたちの元気な声が響くことも。静かに温泉を楽しみたい方は、早朝や深夜の利用がおすすめです。
2. 飛天館は展望風呂「八雲の湯」で静かにリラックス
飛天館の「八雲の湯」は、讃岐平野を一望できる展望風呂。静かな環境で、ゆったりと温泉を楽しめます。
規模は讃水館ほど大きくありませんが、その分落ち着いた雰囲気。大人の利用者が多いため、子どもの声で温泉の静寂が破られることは稀です。
実は、この八雲の湯からの景色は、特に夕暮れ時が絶景。讃岐平野に沈む夕日を眺めながらの入浴は、まさに至福のひととき。多くのリピーターがこの景色を目当てに飛天館を選んでいます。
3. どちらも源泉かけ流しのこんぴら温泉を満喫
両館とも、こんぴら温泉の源泉をかけ流しで提供。泉質は単純温泉で、お肌に優しく疲労回復効果が期待できます。
温泉の効能や泉質に違いはありません。違いは設備と雰囲気だけ。大勢でワイワイ楽しみたいなら讃水館、静かにリラックスしたいなら飛天館という選び方で間違いないでしょう。
面白いのは、宿泊者はどちらの館の温泉も利用可能なこと。讃水館に泊まって飛天館の展望風呂を楽しんだり、その逆も可能です。これは琴参閣ならではの嬉しいサービスといえます。
食事スタイルの違いが一番大きい!会席料理 vs バイキング
琴参閣の讃水館と飛天館で最も大きな違いが食事スタイル。この違いだけで宿泊の印象がガラッと変わります。
1. 讃水館のバイキングは50種類以上で子どもも大満足
讃水館の夕食は、50種類以上の料理が並ぶバイキング形式。讃岐牛のローストビーフや新鮮な瀬戸内海の海の幸、地元野菜を使った郷土料理まで幅広く楽しめます。
子ども向けメニューも充実しており、唐揚げやハンバーグ、カレーライスなどお子さんが喜ぶ料理も用意されています。好き嫌いの多いお子さんがいる家族には安心です。
実際に利用した家族からは「子どもが飽きずに食事を楽しめた」「種類が豊富で大人も満足」という声が多数。ただし、バイキング会場は賑やかで、静かに食事を楽しみたい方には向かないかもしれません。
2. 飛天館の懐石料理は個室でゆったり味わえる
飛天館では、個室または半個室での懐石料理が提供されます。瀬戸内海の新鮮な魚介類や讃岐牛を使った品格ある料理の数々。一品一品が丁寧に作られており、見た目も美しい仕上がりです。
特に人気なのが、讃岐牛のしゃぶしゃぶや瀬戸内海の鯛の姿造り。季節に応じて内容が変わるため、リピーターも飽きることがありません。
個室での食事なので、周りを気にせずゆっくり会話を楽しめるのも魅力。記念日や特別な日の食事として、多くのカップルや夫婦に選ばれています。
3. 朝食も和定食とバイキングで選択肢が変わる
朝食のスタイルも両館で大きく異なります。
| 館名 | 朝食スタイル | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| 讃水館 | バイキング | 30種類以上の和洋料理 | 子どもが好きなものを選べる |
| 飛天館 | 和定食 | 地元食材中心の品のある内容 | ゆっくり味わえる上質な朝食 |
讃水館の朝食バイキングは、パンやサラダ、フルーツなど洋食メニューも充実。お子さんがご飯を食べない日でも安心です。一方、飛天館の和定食は、炊きたてのご飯に焼き魚、小鉢がいくつも並ぶ上品な内容となっています。
料金比較と予約のコツ!どれくらい差がある?
同じ琴参閣でも、讃水館と飛天館では料金に大きな開きがあります。予算に応じた館選びが重要です。
1. 讃水館は1万5千円~でコスパ重視の家族旅行に
讃水館の基本料金は1人1泊2食付きで15,000円から。平日なら13,000円台で利用できることもあり、家族旅行には嬉しい価格設定です。
4人家族で利用した場合、平日なら6万円程度、土日でも8万円以内で宿泊可能。この価格で温泉とバイキングを楽しめるのは、コストパフォーマンス抜群といえるでしょう。
ただし、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期は料金が跳ね上がります。通常の1.5倍から2倍近くになることもあるため、注意が必要です。
2. 飛天館は2万8千円~で記念日や特別な日に
飛天館の基本料金は1人1泊2食付きで28,000円から。露天風呂付き客室なら35,000円を超えることも珍しくありません。
高額に感じるかもしれませんが、個室での懐石料理や上質なアメニティ、静かな環境を考えれば妥当な価格。結婚記念日や誕生日などの特別な日に利用する価値は十分にあります。
意外なのは、平日と休日の料金差がそれほど大きくないこと。讃水館と比べて価格変動が少ないのも飛天館の特徴の一つです。
3. 早割や直前割を使った賢い予約方法
琴参閣では、お得な割引プランも用意されています。
早割プラン:60日前までの予約で10%割引
直前割プラン:3日前からの予約で15%割引(空室がある場合のみ)
連泊割引:2泊以上の利用で5%割引
特におすすめは直前割プラン。空室状況によりますが、運良く利用できれば大幅な節約が可能です。公式サイトをこまめにチェックするか、電話で空室状況を確認してみましょう。
口コミから分かった!それぞれのメリット・デメリット
実際に宿泊された方の口コミを分析すると、両館の特徴がより鮮明に見えてきます。
1. 讃水館の口コミ「賑やかで子連れに優しい」が多数
讃水館の口コミで特に多いのが「子連れに優しい」という評価。具体的には以下のような声が目立ちます。
「3歳と5歳の子どもを連れて行きましたが、バイキングで好きなものを食べられて大喜び」「大浴場が広くて子どもたちも楽しそうでした」「スタッフの方が子どもに優しく声をかけてくれて嬉しかった」。
一方で、デメリットとして挙げられるのが「賑やか過ぎて落ち着かない」「バイキング会場が混雑して並ぶ時間が長い」という声。静かな環境を求める方には不向きかもしれません。
2. 飛天館の口コミ「静かで贅沢な時間を過ごせた」
飛天館の口コミでは「大人の時間を満喫できた」という評価が圧倒的。特に以下のような点が高く評価されています。
「露天風呂付き客室で人目を気にせず温泉を楽しめた」「懐石料理が美しくて美味しい」「館内が静かで落ち着いて過ごせた」。
ただし、「料金が高い」「子どもには向かない雰囲気」というデメリットも。家族連れよりもカップルや大人同士の利用に向いているという意見が多く見られます。
3. 両館共通「スタッフの対応が素晴らしい」
興味深いのは、讃水館・飛天館どちらの口コミでも「スタッフの対応」が高く評価されていること。「親切で丁寧」「気配りが素晴らしい」「困ったときにすぐ対応してくれた」など、サービス面での評価は両館とも非常に高いレベルです。
これは琴参閣全体の教育レベルの高さを示しており、どちらの館を選んでも満足度の高いサービスを受けられることを意味します。料金や雰囲気で館を選んでも、サービス品質に差がないのは安心できるポイントです。
結局どっちがおすすめ?タイプ別の選び方
ここまでの比較を踏まえて、あなたにぴったりの館を選ぶためのガイドをお伝えします。
1. 家族・グループ旅行なら讃水館一択の理由
小学生以下のお子さんがいる家族旅行なら、迷わず讃水館がおすすめです。理由は明確で、子どもが楽しめる環境が整っているから。
バイキング形式なら好き嫌いの多いお子さんでも安心。大浴場は広々としているので、家族みんなで温泉を楽しめます。何より、周りも家族連れが多いため、子どもが多少騒いでも気を使いすぎる必要がありません。
友人同士のグループ旅行でも、賑やかな雰囲気を楽しみたいなら讃水館が向いています。みんなでワイワイ食事をして、大きなお風呂で談笑するのも旅の醍醐味ですよね。
2. カップル・夫婦旅行なら飛天館で決まり
記念日や特別な日のカップル旅行、夫婦の温泉旅行なら飛天館が断然おすすめ。理由は静かで上質な時間を過ごせるからです。
露天風呂付き客室なら、二人だけの特別な時間を満喫できます。個室での懐石料理も、会話を楽しみながらゆっくり味わえる贅沢な体験。周りを気にせず、お互いに集中できる環境が整っています。
年配のご夫婦にも飛天館が人気。階段の昇り降りが少なく、落ち着いた雰囲気で過ごせるのが理由です。
3. 迷った時の最終判断ポイント3つ
どちらの館にするか迷った時は、以下の3つのポイントで判断してみてください。
予算重視なら讃水館:同じサービスレベルなら、なるべく費用を抑えたい方向け
雰囲気重視なら飛天館:料金よりも特別感や上質さを求める方向け
同行者で決める:子どもがいるなら讃水館、大人だけなら飛天館
実は、琴参閣の魅力は「選択肢がある」こと。家族構成やその時の気分、予算に応じて最適な館を選べるのは、他の旅館にはない大きなメリットといえるでしょう。
まとめ
琴参閣の讃水館と飛天館は、同じ敷地内にありながら全く異なる宿泊体験を提供する面白い旅館です。讃水館は家族やグループ向けのカジュアルな館、飛天館は大人向けの上質な館という明確な棲み分けがされています。
選び方のコツは、誰と行くか・何を重視するかを明確にすること。子連れ家族なら讃水館のバイキングと大浴場が最適ですし、カップルや夫婦なら飛天館の露天風呂付き客室と懐石料理が特別な時間を演出してくれるでしょう。
どちらを選んでも琴参閣の温かいおもてなしと、こんぴら温泉の良質なお湯を楽しめるのは間違いありません。あなたの旅行スタイルに合った館で、素敵な思い出を作ってくださいね。